日本のほぼ中央に位置する関西エリアや近畿エリア、これらの中心地というと大阪をイメージされる人は多いのではないでしょうか。
ここで一つの疑問を感じる人も多いかと思われますが、大阪は関西エリアに含まれるけれども近畿エリアではないといった部分です。
近畿と関西にはどのような定義があるのか、そしてそれぞれに含まれる府県などはどのような区域になるのかご存じですか。
目次
広辞苑における関西の定義
どのようなことでもわかる、言葉の定義を知ることができる辞書の一つに広辞苑がありますが、この辞書の中では関西とは近江逢坂関以西の地である、鎌倉時代以降においては鈴鹿・不破・愛発の三関以西の諸国を意味する、そして箱根関以西の地などとあり各関所の西側の地域を指していることがわかります。
一方、近畿は皇居の所在地に近い国々の地などの語源があること、その語源の後には畿内およびその付近の地方などと掲載されていて、畿内は大和・山城・河内・和泉・摂津、5カ国を指しているようです。
さらに、近畿地方は、京都府・大阪府・滋賀県・兵庫県・奈良県・和歌山県・三重県、2府5県を含めたエリアの総称で、関西地方と呼ばれている場所は近畿地方を含めた広範囲のエリアを指していることがわかります。
京都府は温泉が豊富にある場所としても知られている
現代においては、関西は大阪などを中心とした地域の名称で使われることが多い呼び名になってるけれども、大阪というのは関西であると同時に近畿地方に含まれる府に当たるわけです。
ところで、京都府は温泉が豊富にある場所としても知られていますが、主な地域としては県庁所在地になる京都市をイメージされる人は多いのではないでしょうか。
府域の北川は日本海に面したエリアで、福井県をはじめ三重県・滋賀県・大阪府・兵庫県・奈良県など、近畿地方に含まれる府県をと隣接しているのが特徴です。
府内の推計人口は2,560,007人(2021年5月1日時点)、人口密度は1キロ平方メートル当たり555人などの調査結果を見ることができます。
清水寺や金閣寺などがある市域の特徴
清水寺や金閣寺などがある市域は、南側に位置するエリアにある有数の観光スポット、ここから北の方角に向かうとともに山地が広がり北側は日本海に面した環境です。
温泉地は山間にある場所などでは、訪れる人の数が少なくなるためゆっくり湯舟に浸かりたい人や宿で静かなときを過ごしたい人々からの人気を集めています。
山間の場所ともなると交通の便は悪くなるけれども、現代は道路が整備されているなどからもレンタカーを使えばそれほど不便さを感じることなく遊びや休暇などを楽しむことができるのではないでしょうか。
丹後半島の夕日ヶ浦は人気スポット
京都府の北部、日本海に突き出したような地形を持つ丹後半島は海の幸や山の幸を楽しむことができる旅館やホテル、飲食店などが多数点在している場所です。
この丹後半島の西側の付け根には海辺が広がる夕日ヶ浦と呼ぶ場所があり、周囲を茜色に染めると同時に日本海に沈む雄大な光景を目にできるなどからも人気を集めているスポットになっています。
しかも、ここは全国にその名を馳せる美しい夕日、一生の思い出にもなるロケーションなどの評判もあり黄昏を迎えると同時に、約8キロもの長さを持つ白砂青松のロングビーチは散歩コースにもなっているようです。
海辺の町でもあるわけですが、この白砂青松のロングビーチは海水浴場にもなっているため夏になると多くの海水浴客が訪れます。
ただ、関東や関西など都市部に近い海水浴場とは異なり、訪れる人の数はそれ程多いわけではないので、泳いでいるときや砂浜などで日焼けをしたいときなどスペースの確保ができる魅力もあります。
冬になれば松葉ガニの旬を迎えることになりますが、新鮮なカニ料理についても夕日と同じく全国的に有名です。
夕日ヶ浦温泉としても有名な場所
夕日ヶ浦温泉としても有名な場所で、エリア内には日本旅館を中心に宿が多数点在しており、美人の湯などの評判を持つ宿が中心になっているのが特徴です。
大阪方面から車で約2時間、関東エリアなどから訪れた場合でも大阪などでレンタカーを借りればスムーズなアクセスができます。
また、丹後半島は有数の温泉地が多数ある場所でもあり、少し長めの休暇が取れたときなど予め情報を調べておいて、日替わりで別の場所に移動しながら温泉とグルメを楽しむのも良いのではないでしょうか。
京都の北西部には、千年の都と呼ばれる城下町の園部町があります。
瑠璃の清流・きらめく渓谷は園部川の渓谷のことを指しているもので、通称るり渓と呼ばれています。
明治時代に当時の京都府船井郡の郡長により、陽光にきらめく清流を見たとき、それが青く輝く瑠璃の宝石をイメージさせることからこのような名前が付けられたようです。
まとめ
浸蝕が進んでいる渓谷は、るり渓十二勝に代表される滝および岩が多数点在していて、通天湖・鳴瀑・水晶廉・玉走盤などのような唐代の漢詩を連想させてくれる名前が付いています。
これらは環境省の音風景百選にも選ばれているもので、温泉と渓谷美を楽しめる場所です。
最終更新日 2025年5月12日 by syunik