前田裕幸氏が民泊経営について解説
現在の日本では民泊がブームになっており、参入してきている業者が多く、これまでどおりの経営では儲けることが難しくなってくるでしょう。
儲かる民泊を経営したいのであれば、外国人の顧客に配慮して仮想通貨での支払いや日本語だけでなく英語や中国語などの案内、外国人の文化に配慮した設備や清潔感のある部屋の確保、無線LANの設置や洋室と和室の完備などやらなければならないことや必要なものはたくさんあります。
これらの対応を徹底することができれば、他の民泊に差をつけることに繋がり、顧客が増加するだけでなく、収入も増えることに繋がるのです。
また、経営を行うためには特別な税金を支払う必要があるので、これらの問題を解決するためにも顧客が一人あたりに使用するお金は増やさなければなりません。
もちろん、顧客にお金を使用することを強要するのではなく、自分からお金を使用する必要があります。
自分からお金を使用すれば、納得することが出来るだけでなく、顧客とのトラブルも起こりません。
そのため、彼らの顧客から利益を確保するためにも適切な経営を行わなければなりません。
支払いの際に仮想通貨を利用できればベスト
まずは、支払いの際に仮想通貨を利用することができれば十分でしょう。
仮想通貨は全世界で利用されている通貨であり、誰でも使用することができます。
基本的に外国人の多くは日本円に両替して用意していますが、お土産を購入したり帰りの飛行機のチケットを購入したり、鉄道やタクシーなどを利用する際に使うので、少しでも日本円は確保しておきたいのです。
日本円の無駄な浪費を防ぐためにも仮想通貨を用意してくることもあります。
その際に仮想通貨による民泊の利用料金の支払ができれば、非常に便利ですし外国人の方だけでなく投資家の方にも喜ばれるのです。
それだけでなく民泊のオーナーにもこれから価格が上昇していく仮想通貨が手に入るメリットもあるので、双方が得をしていきます。
必ず外国人をターゲットに経営を行うのであれば、仮想通貨の支払いに対応できるようにしておきましょう。
その際に手に入れた仮想通貨を現金化することが出来る取引所のアカウントを作っておくことも忘れてはいけません。
サイトで紹介する際に英語や中国語での案内も行う
次に民泊をサイトで紹介する際に英語や中国語での案内も行うようにすると良いです。
特に最近は翻訳アプリを活用すれば、英語や中国語で読むことができますが、翻訳アプリの機能には限界があります。
間違った情報を伝達してしまうことになってしまうので、そのようなことを避けるためにもネイティブな英語が使用できれば理想的です。
実際に施設の中にも外国人のスタッフをアルバイトで雇っておけば、外国語での案内も問題なくできます。
できれば英語が話すことができる中国人か、中国語が話すことができるアメリカ人が理想的でしょう。
アルバイトを雇う際には、インターネットから募集をかけるとすぐに集まってきます。
これらを効果的に利用することで外国人の顧客への配慮を徹底するのです。
設備や施設内の部屋には清潔感のある部屋を確保しておくことが重要になります。
なるべく専門の清掃員などを雇用することが良いですが、経営を健全に行うためには、スタッフの雇用はなるべく避けたいところです。
そのため、なるべく清掃の技術を身につけるようにしましょう。
専門の清掃サイトには施設内の清掃方法や、清潔感を維持することができる掃除の方法などが掲載されているのでそちらを参考にして、少しずつ勉強していくことが良いです。
無線LANの確保も忘れずに
無線LANの確保も忘れてはいけません。
顧客のほとんどはスマートフォンやノートパソコンなどを持っており、それらをインターネットに接続するためには無線LANが必要になります。
事前に顧客が利用できる無料の無線LANを用意しておくことが重要ですが、犯罪などに利用されてしまわないように、利用の際にログを確保しておくことも必要です。
可能であれば、施設内に調べ物しかできないパソコンを用意して、そちらを利用してもらうようにすることが良いでしょう。
できれば、近くのお店を利用してもらうように近所の地図をアナログで掲載しておくと、地域全体にお金を落としてくれます。
食事について
提供する食事についても配慮を行ったほうが良いです。
外国人の顧客の中には、宗教や文化が異なっており、牛肉や豚肉などの提供は宗教上のタブーに触れてしまうことになるのです。
そのため、彼ら向けの食事を提供できるようにすることが良いです。
日本食には様々な食品を使用することで食事を提供することができるので、彼ら向けの食事を用意することができます。
ガスコンロやフライパンなどを用意して、顧客が自分で料理を作ることが出来るようにすることも有効です。
顧客が自分で料理を作ることができれば、それぞれの文化や宗教上の問題にあわせる手間が省くことが出来るのです。
それだけでなく、レシピを考えたり食材を用意するコストも削減できるので、経営上の負担も軽減できます。
最終更新日 2025年5月12日 by syunik